でお馴染みの芸人さんのエッセイ
私は高校時代に、
全国屈指の有名野球部の芸人をしていた。
その意味でも、泣き笑いであった。
私は、主に「あいうえお」を感情込めて言う。
という、一発ネタをかましたら、
ウケてしまい、
そりゃもう先輩の教室なんてのは当たり前で、
先輩の彼女の前だの、先生の前だの、
果ては親の前でまで
やらせておいて、
「つまらねー」
と言う先輩も多く嘲笑されるのが定番であった。
先輩も、そうやって後輩を支配している快感を味わっているようであった。
高校生あたりだと、嘲笑は強さの一つくらいに思っている輩も多い。
ちなみに
私はいまでは健康運動の指導者をしているが、
相手を楽しませてなんとか運動してもらおうとするあたりは、
芸人さんの思考がとても参考になるというか、
先日、ショッピングモールでやったのなんて、
まさに芸人さんの営業みたいなものであった。
職場でも、
いいことやってるね〜
なんて、上司やらにいわれるが、
(私はやらないけどね)
というのが見える。笑笑
さて、この本
一発屋芸人の自虐ネタという形だけど、
表現が面白いというか、
なんだか、モヤモヤして表現しにくい感情や表現しようがない状況を見事な例え話などで書いてくれているので、
スカッと痛快な感情にさせてくれる。
私なんかは、
「そうなんですよ、よくぞ表現してくれた」
と、嬉しくて笑いながらも涙が出てしまった。
ただ感情にまかせた、自虐ネタなのではなく
分析が鋭いから面白い。
一発屋の芸は素人にもできるほどに高度にパッケージ化されているものである。
レトルト食品みたいなもので、
開発にはかなりの労力を要しているが
尊敬されない。
なるほど。確かに凄い発明だ
そして、この切り口の分析が凄い。
それにしても
一発があるというのは重要で、
一発屋をバカにしている人の中に
一発がある人はいるのだろうか
一発を持っている上で笑っている人と
なんもないのに笑っている人
面白いもんで区別がつく
笑い方が違うのですよね
ない人は、なんだか距離を取って笑いますね。
振られた時に困るからですかね?
持っている人は?
そらもう、踏み込んできますね 笑
次は俺が出すぞと 笑
笑われていた側からの感想
笑い方ってつくづく品が出ますね