強烈な一冊

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立花隆 東大講義 人間の現在① 脳を鍛える 新潮社

この本は私が24歳くらいの時に買った本である。

大学院生のころだったか・・

 

東大で行われた講義の内容で、講義のように話す形になっているので読みやすかったし刺激になった。(といって勉強するようになったわけでもない 笑)

 

東大ではどんな話を聞けるのだろうか、なんて思って読んでみたのだが

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せっかく信じて受験勉強しても、価値観が切り替わって目標喪失か・・・目標に向かっているときは強いタイプだったからこそここまで来ているのだから、失ったときの振れ幅も大変ということか

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こんなボロカスに・・・(泣)

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東大に入ったくらいで浮かれてるなよと・・・(きっ、きびしい)

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確かに、ホントなら人の能力に線なんて引きようのないところに引いているんだものな・・・とはいえ激しいな~(笑)

 

こんなことが頭から載っている本です(笑)

刺激的でしょ。

当時はこれ読んで戦闘意欲が湧いたもんですが・・・

 

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若いときは自信過剰と自信喪失の間をしょっちゅう揺れ動くという・・・

これを読んだとき、とても救われた記憶があります。

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そういや、学生時代は先生に論戦を挑んでいたな~ (笑)

スカッとKOされると気持ちいいんですよ。

なるほど~!そういう答えか~!

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絶対の真理などないということを理解しておかないとワケ分からん宗教にハマルぞという話

「永遠の命なんぞもらっても迷惑ですから」

 

・・・って、

これを読んでいたおかげで、ワタシ、ホントにこの台詞で断ったことあります(笑)

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人は簡単に狂う たしかに・・・ワタシも怪しいですもん 

これを読んでいたおかげで、狂うことを想定している自分がいます。

 

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自分の物差しを持って自分で評価をすることが大事

 

「アンタは嫌いかもしれないが、俺は好きだ」(もちろん逆も)

といえるか・・・コレってけっこう根性いるが、そういう人との話は楽しい。

というか、これが無かったら「アンタはどう思う」の議論ができない。

 

そんなに多くいるわけではないが、いることはいる。

「軸がある」というか・・・

 

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これはワタシも経験した。

ちょうど大学院生のころに松永教授をはじめとした先生方にずいぶんと話相手をしてもらった。22歳までと大学院生の時とで価値観が一変したもんな。

 

残念ながら、うちの学生ではようやく話ができるようになったところで卒業で、

仕事の波にのまれて、だいたい固まっていく。

仕方ないか

 

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読んでいただければ幸いです

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コミュニケーション力がどうこういいますけど、やっぱり会話って大事ですよ。意味がありますよね。

 

最後に

 

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ワタシが学生に優しいのはこの文章を読んだからであります

成績の悪いやつのなかにもとんでもない才能が隠れているかもしれない!

もしかしたら何十年後には自分より教えた学生のほうがはるかに評価されるかもしれない」

 

そうなると、その学生はかつてバカにした先生のことを回顧して、さらにバカにする例は少なくない。

 

この恐怖があるので、どんなにトンチンカンに見える学生にも優しくしているのであります。

 

決して、ワタシができた人間性だからではありません。(笑)

 

こればっかりは本当にワカラナイ!

 

というより、教え子のほうがどんどん活躍しているし・・・(早いな 汗)

 

 

ワタシの思い出深い一冊であります。

おかげでひねくれたところもありますが・・・

 

あ~東大おもしろそう~