さみしい思いをさせているからか

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ある時期、一世を風靡した投資家さんの本

 

「なんだ?投資でも始めるのか?」

 

と思われるかもしれませんがそうではなく(いや、ちょっとそうかな?笑)

 

テレビ番組でこの企画の様子をやっていて面白かったので買ってみました。

 

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お金の機能

 

こういう簡単そうにまとまっている言葉ほど怖いもので・・・・

 

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投資と、他のギャンブルとの違い。

 

なぜか私の好きな競輪がネタに・・・

 

皆で出し合ったお金の25%は取られていて、残りの75%を奪い合うシステム。

 

投資はそういうものとは違うという・・・

 

市場規模が大きくなればみんなでプラスもあるとか・・・

 

でもみんなで大打撃もありそう。

 

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「お金はさみしがりや」

 

集まりたがるのだそうで・・・

 

そうか、私は孤独にさせているから出て行ってしまうのだな・・・・

 

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失敗した時にそれを認めて迅速に損切り処理をできるか・・・

 

 

できません(笑)

 

 

まぁ~、世の中、投資を進めてくる話ばかりですが、

そりゃもう参加してくれる人が増えれば、

的確な情報を持っている人はますます有利になりますものね~(笑)

 

 

読んでいて思いましたが、

「投資は社会の勉強になる」ってそりゃそうだろとは思います。

 

しかし、こんなのやっていたら私の場合は完全に廃人になりますね(笑)

生活が手につかなくなります。

 

やはりどの世界も厳しそうです(笑)

 

追いかけたら逃げられる世界ですね。

 

そうとうに余裕をもって、ドンと構えてられる人じゃないと、

私のような小心者ではとても太刀打ちできないと思いました。

 

確かに勉強になりました(笑)

走りたくなる一冊

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私は、実は小説を読まないタイプなのですが・・・

 

名のある人のエッセーを読むのはけっこう好きでして。

 

「仕事論」といいますか・・・

 

そういう意味でこの本は、とっても元気をもらいました。

 

この作家さんが超有名であることはもちろん知っておりますが・・・

 

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「何をどのように書いたところで、結局はどこかで悪くいわれるんだ」

 

 

このクラスの作家さんでさえ、こういう感情の中で闘っているのか!

 

ということを、知っただけでも勇気がもらえる(笑)

 

「ならば自分の書きたいことを書くしかないじゃないか」と(笑)

 

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そして、この方の「健康論」

 

自分の奥底の混沌を行くには、

「身体が丈夫でなければならない」という。

 

そのために毎日ランニングしているという。

 

これを読むと、とりあえずジョギングくらいはする気になる。

 

ただし、なかなか続かない。

 

ならば、こまめに読めばいいか(笑)

 

勇気の一冊

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『誤解されない人間など、

 毒にも薬にもならない。

 そういう人は、

 何か人間の条件に於いて、欠けているものがある人だ』

 

 

勇気をもらう。

 

この他にも、人についての考察がずらり読み応えあり。

 

この人のオリジナルな著作に立ち向かう勇気はなく、

ダイジェスト版であるが、私には十分勉強になった。

 

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人生の鍛錬 小林秀雄の言葉 新潮社

この一冊は、旅先でもなんでも鞄に忍ばせてお守り代わりにしている。

 

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傷つき易い心を最後まで失わぬ人は決してざらにいるものではない

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君は君自身でい給え

 

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20年前にもらったサイン

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とある本に書いてもらったサイン

 

あの頃の熱い気持ちが思い出される。

 

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石井直方先生の名著

 

この本はトレーニング関係者にとっちゃ、

絶対に手元に置いておきたい一冊

 

読みやすいしわかりやすい。

 

私はトレーニングの授業をやっているが、

この本を読んだからできることばかりだ。

 

筋肉の性質、

 

エキセントリック、コンセントリック

の活用法など、応用が利く知識が盛りだくさん。

 

出会って良かったと思える一冊

 

 

薄いが熱い一冊

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職業としての学問 マックス・ウェーバー 著 岩波文庫

この本は、私が大学院生のころに、

気難しいことで有名な教授から「これを読め」とおススメしてもらった本である。

 

ちなみにこの教授は「本は自分で買え」という主義でありました。

ちなみにこの本は300円でありました。いま確認したら460円になってました。

 

この本は1919年にミュンヘンで行われた講演の日本語訳である。

 

つまりちょうど100年前!

本が出たのが1936年で私が買ったのが1999年!で第78刷という・・・

 

いまごろはどうなっているやら・・・

 

 

この本は、私なりの例えでいけば

NHKの「プロフェッショナル」が好きな人が読めば、

「お~!そうか! そうだよな!」と熱くなること間違いなしの本と思う。

 

タイトルが「職業としての・・・」なんだからそりゃそうなんですが。

 

この本に出くわしたおかげで私の人生がおかしくなったともいえる本でもある(汗)

 

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私はこの本で「僥倖」(ぎょうこう)という言葉を知った。

つまりまぐれとかタマタマ、偶然の幸運というか・・・

 

大学の教員になるやらならないは、

偶然の力が大きいということを100年前に言われちゃ・・・(笑)

 

これを読んで私が失望したかといえば、むしろ反対で

「まぁ、俺がなる人ならなるでしょうし、ならない人ならならないだろ」

という諦観というかなんというか・・・

 

ある種の努力を放棄してしまった感もある・・・

おかげで自分の将来やら人生設計とやらを放棄してしまい、

大学の先生方との交流を楽しみすぎてしまった。

 

学問とか興味というのは、どこまでも突き詰めればよいというものではなく、

「ちょうどよいところで止めておくのが生活を確保するためには大事」

ということを知ったのはかなり後のことであった。

 

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「情熱なしになしうるすべては無価値である!」

これは、わたしがあらゆる所(部屋の壁、机の上、ノートの表紙 などなど)

に書きまくった一文である。

 

こういうのはもはや学生やら卒業生にも笑われちゃうレベルなのであるが、

これを読んだときの震えた感覚は今も忘れられない。

 

いまだにコレを捨てられなくてバランス感覚にすぐれている人から笑われている。

 

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『どうだ!俺はすごいだろ~!』

なんて思っているやつなんて、

全然、個性的じゃね~よ!

 

一刀両断でありました。

 

見事に切られました。

 

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自分自身を指導者と思っている人ほど

実際にはそうでないのが普通である・・・

 

完全に撃沈である・・・・

 

 

まぁ、とにかく刺激的な一冊であります。

 

こういうのを読んで、自分のためだけにシンプルに読むのが私はとても難しい。

 

ついつい

 

「あ~あの人に読ませて~」などと悪意ある感情が湧き起こってしまう。

 

それが一番ストレスの元なんですよね・・・・

 

自分が指導者と思っている人ほど・・・・

 

く、苦しい・・・

表現することで救われることを教えてくれる

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「伝わる・揺さぶる!文章を書く」 山田ズーニー

タイトルからすると文章を書くためのハウツー本のようだが、

それも確かに学べるがコミュニケーションの勉強になるというか、

特に、教員をはじめとした大人がサービスしてくれる期間を過ぎた年齢の人は読んでおくべきではないかと思われる。

 

友達ではない人(本当は友達でもそうだけど)に何かを伝えたい、

伝えなきゃそもそも仕事にならないという状況が増えてきたときに、

俄然、力を発揮できる人とできない人があるように思うが、

そこには「何を伝えるべきが?」

「伝わるとはそもそもどういうこっちゃ?」

「相手の状況を無視して伝わるなんてあるか?」

 

などなど、色々と考えることができる。

 

さらには、

「伝わるとはなんて楽しいんだ!スッキリするんだ!パワーが出るんだ!」

という喜びも教えてくれる。

 

不思議なもんで、ちょっと元気が出たりする。

 

その延長で、同じ著者のものをもう2つ紹介

以下の2つはとりあえずお守り(というか精神安定剤?)代わりに

どっちかをカバンに入れたり、

職場の人間関係(私は学生や卒業生も含む)などで、

ぶつけようのない感情に襲われたときに読む本の一つである。

 

この二つのおかげで、キレずに済んだことは1度や2度ではない。

 

やっぱり、どんな状況でもキレてはいけません。

いや、キレそうな状況こそキレてはいけない。わかっちゃいるけど・・・

 

必要なのはわかってくれる人がいるということを知っていることだと思う。

例え、それが本だったとしても大きな助けになる。

 

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人とつながる表現教室 山田ズーニー

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おとなの進路教室 山田ズーニー

 

単純な熱い思いをぶつけりゃ物事が通るほど世の中は甘くない。

伝えるトレーニングが必要。

 

この二つは私の気持ちを拾ってくれる表現が沢山あった。

気持ちを拾ってもらえることがどれだけ励みになるかということを知った。

 

文章表現の専門家の本であるが、私は元気がでた。

 

ココロをこじらせている人に、「ためしに読んでみて」と言ってみたい。

 

学生にはまだわからないかな?と思わなくもないが、

わかる人にはわかると思う。

 

年齢は関係ない。黙ってジッと考えている人はいる。

(考えているフリの人もいる)

 

「考えすぎだよ」といわれて何も救いになっていない人にはおススメ。

 

考え方の切り口にもなります。

 

「お前はマジメすぎるよ」なんていわれてもなにも解決してない人におすすめ(笑)

 

 

 

今の世の中こんな台詞がよく聞かれる

 

成功する人は、思い切りがよく、なんでも失敗を恐れずチャレンジする人だ!

できないことは他人を頼り、自分の好きなことをやる人!

 

 

 

・・・・なんてなのきいて

 

 

 

「そういうヤツが好き勝手して、かき回してくれた尻拭いをこっちがしてんだぞ

このやろー!

周囲を犠牲にする自己実現なんてくそ食らえ」

 

・・・と、ぶつけようのない聞いてもらえない怒りをもっている人にもおススメ(笑)

 

 

 

 

 

以下 人とつながる表現教室 『独立感覚』より抜粋

 

「自分の感覚をあけわたさないから悩むんだ」

「目先の成功のために、自分の感覚を売り渡した人は一見ツルツルしています

。揺れることもない。」

「成功に効率よくたどりつくマニュアルが、

こんなに親切に出回っているいま、自分の感覚を信じるなんて並大抵ではありません

「自分の感覚でやることだから、プレッシャーもやたらきつく、

失敗の痛さもどでかい。だから自分の感覚を疑い続けるのもあたり前で、

悩み続けるのもあたり前でそれは一見、くよくよ見える

「それでも自分の感覚を売り渡さず、自分の感覚を最後まで、

遠く、時間のかかるゴールを目指そうとする人だけが、

独立感覚に優れた人なのではないか、私はそう思うのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイディアの出し方が満載

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思考の整理学  外山滋比古 ちくま文庫

とりあえずカバンに入れておきたい一冊

 

いまだに売れ続けているという・・・

 

時代がデジタルだのAIだのとなればなるほどに、

人と人が知識を共有しあう、アイディアの取り扱いの価値が上がっているのではないか。

 

ちなみに、私のそばに来た学生におススメの一冊といえばまずはコレをすすめている。

 

本屋なんかだと、

帯には『東大・京大で一番読まれている本!』というコピーが書いてある。

 

文章はとても読みやすく、語りかけるように書いてくれている。

 

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すぐに教えるのはダメだという・・・反省

これを読むと、かつて野球部は

「1年生は球拾いでボールも触らせてもらえない」

ということには、理屈があることが分かる。

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私はこれを読んでいたおかげで助かったことがかなりある。

感情的になって書いたブログは多い。

 

しかし、すぐに投稿することはなく、いちど別のファイルにコピーして落ち着くようにしている。

 

そして、

『アノヤロ~』なんて思いながら書いた文章を投稿したつもりになって、

その後、自分がどんな気持ちになるのか?

 

を想像してみるというのが私のやり方である。

 

気が小さい私は間違いなくその投稿をしたあとで、気になって仕方がなくなる。

そのストレスを想像しただけで、ゾッとして投稿をやめる力になる。

 

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同業者でクリエイティブな話をするのは難しい?

トレーナーが集まっても創造的な話で盛り上がることはまずないのはこの理屈である。

 

話がどんどん盛り上がっていく快感を知っている人と知らない人がいる。

 

それにはどうやら技法がいるようだ・・・

 

同じ業種だと、どうしても遠慮や警戒心が発生してしまい楽しい話にはなりにくい。

 

肌感覚で感じていたことであったが、やはりそうなのかと腑に落ちた話でありました。

 

また、「アイディアはどのように扱うか?誰と話をするか?」

 

 

いろいろ面白いと思ってます。

 

 

学生にすすめて買わせたけど、

特に言ってこないところを見るとこりゃ読んでないな(笑)

 

なぜわかるか?

 

読んでいたら話をしたくなる内容だからです(笑)