表現することで救われることを教えてくれる

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「伝わる・揺さぶる!文章を書く」 山田ズーニー

タイトルからすると文章を書くためのハウツー本のようだが、

それも確かに学べるがコミュニケーションの勉強になるというか、

特に、教員をはじめとした大人がサービスしてくれる期間を過ぎた年齢の人は読んでおくべきではないかと思われる。

 

友達ではない人(本当は友達でもそうだけど)に何かを伝えたい、

伝えなきゃそもそも仕事にならないという状況が増えてきたときに、

俄然、力を発揮できる人とできない人があるように思うが、

そこには「何を伝えるべきが?」

「伝わるとはそもそもどういうこっちゃ?」

「相手の状況を無視して伝わるなんてあるか?」

 

などなど、色々と考えることができる。

 

さらには、

「伝わるとはなんて楽しいんだ!スッキリするんだ!パワーが出るんだ!」

という喜びも教えてくれる。

 

不思議なもんで、ちょっと元気が出たりする。

 

その延長で、同じ著者のものをもう2つ紹介

以下の2つはとりあえずお守り(というか精神安定剤?)代わりに

どっちかをカバンに入れたり、

職場の人間関係(私は学生や卒業生も含む)などで、

ぶつけようのない感情に襲われたときに読む本の一つである。

 

この二つのおかげで、キレずに済んだことは1度や2度ではない。

 

やっぱり、どんな状況でもキレてはいけません。

いや、キレそうな状況こそキレてはいけない。わかっちゃいるけど・・・

 

必要なのはわかってくれる人がいるということを知っていることだと思う。

例え、それが本だったとしても大きな助けになる。

 

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人とつながる表現教室 山田ズーニー

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おとなの進路教室 山田ズーニー

 

単純な熱い思いをぶつけりゃ物事が通るほど世の中は甘くない。

伝えるトレーニングが必要。

 

この二つは私の気持ちを拾ってくれる表現が沢山あった。

気持ちを拾ってもらえることがどれだけ励みになるかということを知った。

 

文章表現の専門家の本であるが、私は元気がでた。

 

ココロをこじらせている人に、「ためしに読んでみて」と言ってみたい。

 

学生にはまだわからないかな?と思わなくもないが、

わかる人にはわかると思う。

 

年齢は関係ない。黙ってジッと考えている人はいる。

(考えているフリの人もいる)

 

「考えすぎだよ」といわれて何も救いになっていない人にはおススメ。

 

考え方の切り口にもなります。

 

「お前はマジメすぎるよ」なんていわれてもなにも解決してない人におすすめ(笑)

 

 

 

今の世の中こんな台詞がよく聞かれる

 

成功する人は、思い切りがよく、なんでも失敗を恐れずチャレンジする人だ!

できないことは他人を頼り、自分の好きなことをやる人!

 

 

 

・・・・なんてなのきいて

 

 

 

「そういうヤツが好き勝手して、かき回してくれた尻拭いをこっちがしてんだぞ

このやろー!

周囲を犠牲にする自己実現なんてくそ食らえ」

 

・・・と、ぶつけようのない聞いてもらえない怒りをもっている人にもおススメ(笑)

 

 

 

 

 

以下 人とつながる表現教室 『独立感覚』より抜粋

 

「自分の感覚をあけわたさないから悩むんだ」

「目先の成功のために、自分の感覚を売り渡した人は一見ツルツルしています

。揺れることもない。」

「成功に効率よくたどりつくマニュアルが、

こんなに親切に出回っているいま、自分の感覚を信じるなんて並大抵ではありません

「自分の感覚でやることだから、プレッシャーもやたらきつく、

失敗の痛さもどでかい。だから自分の感覚を疑い続けるのもあたり前で、

悩み続けるのもあたり前でそれは一見、くよくよ見える

「それでも自分の感覚を売り渡さず、自分の感覚を最後まで、

遠く、時間のかかるゴールを目指そうとする人だけが、

独立感覚に優れた人なのではないか、私はそう思うのです」