私は、この著者を釣りの人として知った。
私の少年時代に、釣りの特番で、
アラスカにオヒョウ(ヒラメのバケモノみたいなやつ)を釣りに行ったり、
イトウ(マスのデカイの)を釣りに行くのを食い入るように見ていた。
そして、小説家だったり、名コピーライターだったりしたことを知るのはかなり後のことだった。
この一冊は、タイトルからも分かるが、下ネタもかなりある。
が、いやらしいというではなく、まさに教養講座で世界史と下ネタというか、そもそも変態とはなんぞや?というか
変態なんてのは数の問題であって、
人間的というしかないではないかと
そして、私はこの本から、視点の置き方を学んだ
宗教は阿片か?
阿片 (アヘン)といえば、麻薬であるから、
宗教は阿片なり
という格言を聞けば、今の日本なら
あ〜、宗教は危険という意味ね
と考えるが、この格言をマルクスが言った時代は、阿片は鎮痛剤として売られていたという。
つまり、精神の苦痛に宗教は苦痛緩和剤になるよ。
というニュアンスであるのではないか?
という。
こりゃ、意味が真逆になる。
そうか、そのセリフを言った時代背景を考えてみないと意味がわからないなと。
こういうことは他にも沢山ありそうだと、考える習慣がついた。
ビギナーズラック
この解説はまさにである。
釣りに限らず、ギャンブルもそう、仕事もそう。
初心者の強みとは、謙虚と、熱狂的集中、
しかし、それは続かない。
そこからが、プロとアマの違いになるというくだりはぜひとも読んでもらいたい。
基本とは何かという価値の確認にもなる。
反面教師が行けるかどうかは、
生徒の感性次第である。
かつて私についてきた学生たちは、
私と反対のことをして、皆、成功している。
誰も車券を買わない。
私を見て、こりゃダメだと学習している。
大したもんだ 笑笑
ノブレスオブリージュ
この言葉と概念はこの本で知った。
私の軸になった。