「働くためのコミュニケーション力」 山田ズーニー 著 ちくま文庫
コミュニケーション力が重要と言われて悩む人が多い
なぜ私の話は聞いてもらえないのか?
などなど
この人の著書は色々あるので、
表現方法に工夫をしてみたいという方はちょっと興味を持ってみるといいかと。
やれている人は無意識にやっていることなので、
他の人から
「なぜできるのですか?」
と言われても、答えられるとは限らない要素が沢山ある。
そんな部分を言語化してくれていると思って私は読んでいる。
「あ~そういえばいいのか」と。
私は、関西医療大学という大学で教員として学生さんと接している。
そんな中でコミュニケーションに関してアドバイスすることも多いのだが、
「用のない時に顔を出すことの重要性」
を説明しているつもりなのだが、なかなかうまく伝わらない。
「用が無いのにうかがっては失礼ではないか?」
という気持ちもよくわかる。
とはいえ、私が若い時代に上司の先生から可愛がってもらい、
様々な有益な話を聞かせてもらえたのはなぜかと説明しようと思うと
「用のない時におしゃべりしていたから」となってしまうので、
それをどう説明していいやら?
と思っていたら、この本に書いてあった。
こういえばいいのだなと(笑)
必要なコミュニケーションしかとらないの「必要」ってなんだ?
いわれてみれば、「必要な時」って問題が起きたときのことかよ(笑)
そうなりゃ、会話はいつもつまらない話ばかりですものね。
となると、「こいつが来たときは問題のある時ばっかりだな」
となって相手もいやですものね。
こんなことも書いてあります。
興味がありましたら、どうぞ。
必要な人にとっては安い買い物だと思います。
「不要不急」がキーワードになる時代だからこそ、
逆に重要な要素かもしれないなと。
学生さんへ
これが分かって仕事したら、楽しいよ。